Codexは、OpenAIが提供するソフトウェア開発向けのAIエージェントです。
コードを書いてもらうだけではなく、パソコン上のプロジェクトを読み込み、ファイルの作成・編集、文章の作成、管理、スケジュール起動などをまとめて任せることができます。
2026年7月現在、Codexは新しいChatGPTデスクトップアプリに統合されています。
そのため、これからCodexを使う場合はChatGPTデスクトップアプリをインストールし、アプリ内で「Codex」に切り替えて利用します。
この記事では、Codexのインストール方法から、最初に確認しておきたい承認方法、モデル、推論レベル、使用状況の確認方法まで順番に解説します。
※この記事は2026年7月25日時点の情報をもとにしています。ChatGPTやCodexの画面、モデル、利用制限などは今後変更される可能性があります。
Codexをインストールする
まずはChatGPTデスクトップアプリをインストールします。
現在は「Codex」という別のアプリを新規インストールするのではなく、ChatGPTデスクトップアプリの中からCodexを利用する形になっています。
CodexはFreeやGoを含むChatGPTの各プランで利用できますが、利用できるモデルや使用制限はプランによって異なります。
参考:ChatGPTプランでCodexを使用する – OpenAI
手順1:ChatGPTの公式ダウンロードページを開く
OpenAI公式のChatGPTダウンロードページを開き、デスクトップ版のChatGPTをダウンロードします。
使用しているパソコンに合わせて、macOS版またはWindows版をダウンロードしてください。

手順2:ChatGPTをインストールする
ダウンロードしたインストーラーを起動し、画面の案内に沿ってChatGPTをインストールします。
インストールが完了したらChatGPTを起動します。(インストール後、自動で起動している場合もあります。)
手順3:ChatGPTアカウントでログインする
ChatGPTを起動したら、普段使用しているChatGPTアカウントでサインインします。新しくCodex専用のアカウントを作成する必要はありません。
1.「サインインに進む」をクリックします。

2.ブラウザが開くのでChatGPTアカウントで画面の案内に沿ってログインします。
3.途中簡単なアンケートなどがありますが画面に従って進めます。
4.最後に「セットアップ完了」をクリックします。

5.権限を求めるダイアログが表示されるので「はい」を選びます。

手順4:Codexに切り替える
ログイン後、ChatGPTデスクトップアプリから「Codex」を選択します。

これでCodexを利用する準備は完了です。
Codexでプロジェクトを作成する
Codexを使用するには、文章の作成や編集を行いたい作業フォルダーとして指定して、プロジェクト名を作成します。手順としては以下のようになります。
1.初めて使う場合は、いきなり重要なデータを扱うのではなく、テスト用のフォルダから試すと安心です。例えば、ドキュメントの下に「TestFolder」というテスト用フォルダを作成しておきます。

2.左のメニューの「プロジェクト」にマウスカーソルを合わせると「+」アイコンが表示されるのでこれをクリックします。
3.ダイアログが表示されるので、プロジェクト名と作業フォルダを入力して「プロジェクトを作成」をクリックします。

4.プロジェクトが作成されたことを確認します。

以上の手順でプロジェクトを作成することで、Codexは、このフォルダ(例ではTestFolder)の中にあるファイルを読んだり、書き込んだりすることができます。
Codexを実際に使ってみる
設定が終わったら、実際にCodexへ作業の依頼をしてみましょう。
先の手順で作成したテスト用のプロジェクトで試してみます。
1.プロジェクト名の右にカーソルを移動すると、スレッドを追加するアイコンが表示されるので、これをクリックして新しいスレッドを追加します。

2.中央下部のフィールドに作業の依頼を入力します。例えば以下のように入力しますして、送信します。
作業フォルダに新規の「テスト.txt」というファイルを作成し、内容を「これはテストファイルです。」としてください。

3.Codexから「作成しました」というメッセージが返ってきました。

4.エクスプローラーやFinderで「TestFolder」を見ると、実際に「テスト.txt」が作成され、その内容が「これはテストファイルです。」となっていることが確認できます。

このようにパソコン上のファイルを操作できるがCodexの大きな特徴です。
Codexの初期設定を確認する
実際に、Codexを使い始める前に、確認しておきたいのが「承認方法」「使用するモデル」「推論レベル」の3つです。
特に重要なのが承認方法です。
Codexは通常のChatGPTのように回答を表示するだけではなく、実際にパソコン上のファイルを変更したり、コマンドを実行したりできるため、どこまで自動的に作業を任せるのかを設定できます。
この後で詳しく解説していきますが、簡単に始めたい場合は、まずは以下の設定で良いと思います。
| 承認方法 | 特徴 |
|---|---|
| 承認方法 | 代理で承認 |
| 使用するモデル | 5.6 Terra |
| 推論レベル | 中程度 |

なお、無料アカウントの場合、選択できる範囲が限られます。
Codexの承認方法を設定する
入力欄の下に表示されている承認設定をクリックすると、承認方法を変更できます。

次の3種類があります。
| 承認方法 | 特徴 | おすすめ |
|---|---|---|
| 承認を求める | 必要な操作を自分で確認する | ○ |
| 代理で承認 | リスクを確認しながら自動的に作業を進める | ◎ |
| フルアクセス | ファイルやインターネットへ広いアクセスを許可する | △ |
「承認を求める」は安全性を重視した設定
「承認を求める」を選択すると、追加の権限が必要な操作を行う際にCodexから確認が表示されます。
自分で内容を確認してから許可できるため、安全性を重視したい場合に向いています。
一方で、Codexに長い作業を任せる場合は、途中で承認待ちになり、ユーザーが操作するまで作業が止まることがあります。
初めて開くプロジェクトや、重要なファイルを扱う場合には便利な設定です。
普段使いには「代理で承認」がおすすめ
通常の作業であれば、個人的には「代理で承認」がおすすめです。
代理で承認では、すべての操作について毎回ユーザーへ確認するのではなく、操作内容のリスクを確認しながら作業を進めます。
何でも自分で承認するほど手間はかからないけれど、無条件にすべての操作を許可するわけでもない
という中間的な設定です。
Webサイト制作やアプリ開発など、内容を把握しているプロジェクトでCodexを利用する場合には、この設定が使いやすいと思います。
Codexにある程度まとまった作業を任せても承認待ちで止まりにくいため、AIエージェントとしての便利さを活かしやすくなります。
ただし、本番サーバーや顧客データ、機密情報などを扱う場合には「承認を求める」へ変更するなど、作業内容によって使い分けてください。
フルアクセスは必要な場合だけ使う
「フルアクセス」では、Codexにパソコン上のファイルやインターネットへの非常に広いアクセスを許可します。
権限不足で作業が止まりにくくなる一方で、Codexが操作できる範囲も大きくなります。
そのため、最初からフルアクセスにする必要はありません。
通常は「代理で承認」を利用し、隔離された開発環境など、フルアクセスを与えても問題ないことが分かっている場合に利用するとよいでしょう。
Codexで使用するモデルを選択する
次に、Codexで使用するAIモデルを選択します。
入力欄の下部に表示されているモデル名をクリックすると、利用可能なモデルを変更できます。

Codexではプランに応じてGPT-5.6シリーズのSol・Terra・Lunaを利用できます。
| モデル | 向いている用途 |
|---|---|
| GPT-5.6 Sol | 難しい開発、バグ調査、複雑な実装 |
| GPT-5.6 Terra | 普段の開発、比較的軽い作業 |
| GPT-5.6 Luna | 単純な作業、速度や使用量を重視したい場合 |
複数ファイルにまたがる実装や原因の分からないエラーなど、難しい仕事を任せる場合にはSolが向いています。
一方で、すべての作業を最も高性能なモデルで処理する必要はありません。
簡単な修正や定型的な作業ではTerraやLunaを使うなど、仕事内容に合わせてモデルを切り替えるとCodexを効率よく利用できます。
Codexの使用量は、タスクの規模や複雑さだけでなく、使用するモデルによっても変わります。
推論レベルは選択する
GPT-5.6 Solなどでは、モデルとあわせて推論レベルを変更できます。

推論レベルは、簡単にいうと「Codexにどの程度しっかり考えてもらうか」を調整する設定です。
個人的には、普段は「中程度」で十分だと思います。
| 推論レベル | おすすめの使い方 |
|---|---|
| 中程度 | 普段使い、簡単な修正、通常の作業 |
| 高い | 難しい実装、バグ調査、重要な変更 |
| 非常に高い | 特に複雑で、より深い検討が必要な作業 |
「非常に高い」は常用するというより、それでも解決が難しい問題や、特に慎重に考えてほしい作業で利用するイメージでよいでしょう。
推論量を増やせば必ず良い結果になるわけではありません。
簡単な仕事は中程度、難しい仕事は高い。
このくらいの使い分けが分かりやすく、Codexを日常的に使う場合にも扱いやすいと思います。
Codexの使用状況を確認する
Codexを使っていると、もう一つ気になるのが「あとどのくらい使えるのか」です。
Codexにはプランごとの利用制限があり、作業内容によって消費量も変わります。
現在の使用状況は、Codexアプリの左下にある自分のプロフィールをクリックし、「残り使用量」を選択すると確認できます。

使用状況画面には、現在の利用枠の残量やリセット時期などが表示されます。
たとえば、次のような内容を確認できます。
- 週あたりの利用制限
- 現在の残り利用枠
- 利用枠がリセットされる日
画面に「78%」「7月29日」と表示されている場合は、週あたりの利用枠が78%残っており、7月29日にリセットされるという意味です。
Codexを頻繁に利用する場合は、この画面を時々確認しておくと安心です。
使用状況を見ながらモデルと推論レベルを調整する
Codexをよく使う場合は、使用状況を確認しながらモデルや推論レベルを調整するのがおすすめです。
Codexの消費量は一定ではありません。
小さな修正や単純な作業では少ない使用量で済むことがありますが、大規模なコードベース、複雑な作業、長時間のセッションなどでは多く消費します。
また、使用するモデルによっても使用量は変わります。
そのため、何でも常に高性能なモデルと高い推論レベルで処理するのではなく、仕事内容に合わせて使い分けると効率的です。
利用枠に余裕がある場合
通常どおり、仕事内容に合わせてモデルを選べば問題ありません。
普段の作業は「中程度」、難しい仕事だけ「高い」に変更します。
利用枠が少なくなってきた場合
単純な作業ではTerraやLunaなどの軽いモデルを利用したり、推論レベルを「中程度」にしたりして、重い設定を使う場面を絞ります。
絶対にしっかり考えてほしい作業
利用枠が少なくても、重要な変更や難しいバグ調査で無理に性能を落とす必要はありません。
そのような場面ではSolと高い推論レベルを使い、簡単な仕事の方で使用量を抑えるのがおすすめです。
簡単な仕事を軽くして、難しい仕事にはしっかり性能を使う
という考え方です。
まとめ
2026年7月現在、CodexはChatGPTデスクトップアプリから利用できます。
ChatGPTデスクトップアプリをインストールし、ChatGPTアカウントでログインしたあと、Codexへ切り替えれば利用を開始できます。
モデルについても、難しい作業にはGPT-5.6 Sol、比較的軽い作業にはTerraやLunaというように使い分けられます。(ChatGPTのプランによって異なります)
そして、Codexを日常的に使う場合は、左下のプロフィールから「使用状況」を確認する習慣をつけておくと便利です。
利用枠に余裕があるのか、リセットまでどのくらいなのかを確認しながら、
簡単な仕事は中程度・軽いモデル、難しい仕事はSol・高い推論
という形で使い分けると、限られた利用枠を有効に使いやすくなります。
Codexは、単にコードを回答してくれるAIではなく、実際のプロジェクトを読み、ファイルを編集し、必要な作業を進めてくれるAIエージェントです。
最初は安全なプロジェクトから試し、使用状況も確認しながら、自分の作業に合った設定を見つけていくとよいでしょう。
